こんにちは、タナヤスです。
固定費節約ということで、貯蓄型生命保険の解約を今年の1月頃に行いましたので、その際の体験談を記事にします。
投資や節約を進めていく中で、今や必須となりつつある貯蓄型生命保険の解約ですが、
面倒だとか、解約すると損失が確定してしまうなどで、なかなか解約の手続きを進めることができない方もいると思います。
実際のところ私もそうでした。
そんな方々の少しでも参考になって、貯蓄型生命保険の解約をする際の一助になれば幸いです。
プロフィール
- 年齢:40歳代
- 勤務先:プライム上場 メーカー(名前を聞いてもほとんどの方は知りません)
- 学歴:地方国立大学卒業
- 転職:1回
- 住まい:福岡県
- 家族:嫁、息子2人(小学生、幼児)の4人家族
私が加入していた貯蓄型生命保険
- オリックス生命 無配当終身生命保険(低解約払戻金型)
- 死亡保証:500万円
- 支払い期間:2016年2月から2042年1月の26年間
- 払込保険料:11,530円×12ヶ月×26年 = 3,597,360円
- 支払い期間が終了してから解約すると払込金額よりも多い金額の解約返戻金がもらえる。
解約返戻金 | |
2043年1月解約 | 3,890,000円 |
2046年1月解約 | 4,004,000円 |
加入した理由
理由は2つです。
- 保険料が掛け捨てにならない。
- 60歳までの26年間まじめに支払えば、支払った金額以上のお金が戻ってくる。
当時は、60歳までの26年間まじめに支払えば、支払った金額以上のお金が戻ってきて、500万円の死亡保証も受けられるなんてサイコーと思って加入しました。
解約した理由
理由は3つです。
- 毎月の保険料 11,530円のうち、1500円程度で掛捨て生命保険に加入し、残りの10,000円をインデックス投資で年利5%程度で運用した方がトータルでお得。
- 保険会社も私達が払う保険料を原資にして、株や債権を購入し運用している。その運用益から人件費や広告料を払って、残りを加入者に還元しているだけ。それなら、直接自分で株や債権に投資して、運用した方いい。保険会社をわざわざ儲けさせる必要はない。
- 現在はネット証券で格安の手数料で世界中の株式や債権に投資できる環境である。
- 2%程度のインフレが今後続くと仮定すると、明らかに損する。
きっかけは、YouTubeの両学長の動画を見たことです。まだ見てない方は一度御覧いただくことをお勧めします。
解約を躊躇した理由とその後の考え
解約を躊躇した理由とその後の考えは、以下の通りです。
- 途中で解約すると支払った保険料より少ない金額の返戻金しか戻って来ない。損失が確定する。 → 早めの損切りは株式投資の鉄則。損失を早めに確定し、早くインデックス投資に資源を振り分けた方がいい。
- 本当にインデックス投資で年利5%の運用ができるのだろうかという不安。→ 過去の米国株式市場で15年以上の期間を通して積立投資を行えば、損失を出すことはなかった。ゼロリスクはありえない。リスクを取ったものにしかリターンはない。
具体的な金額(払込済保険料、解約返戻金)
払込済保険料(2016年2月〜2021年1月) | 691,800円 |
解約返戻金 | 443,430円 |
差額 | -248,370円 |
上記の通り、途中解約による損失は248,370円となりました。
結構な高額です。やはりショックでした。
ただし、同一期間に掛捨て生命保険(死亡保障500万円)に加入しないで済んだので、その費用を1,000円/月と考えると、6万円となり、その分を差し引くと実質188,370円の損失となります。
解約返戻金の使い道
解約返戻金は主に株式購入に当ててます。
322,430円は以下の銘柄に投資しました。残りの121,000円は日々の生活費に消えてしまいました。
㈱日本エスコン | 78,700円 |
グリーランドリゾート㈱ | 43,600円 |
㈱丹青社 | 76,200円 |
iシェアーズS&P 500米国株 | 3,530円 |
ビットコイン(数量:0.02) | 120,400円 |
合計 | 322,430円 |
何かを買ったとかはないんですが、なぜそのお金がなくなったのか今となっては、わかりません。おそらく日々の生活費に消えてしまったと思います。
解約してまとまったお金が入ってきた場合は、こういうこともありえますので皆さんも十分に気をつけてください。自分だけかも知れませんが・・・・・。
つくづく自分自身のお金の管理能力の無さを痛感しました。
使途不明金 −121,000円
途中解約による損失 −248,370円
上記の金額はしっかりと覚えておくようにします。
新たに加入した掛捨て生命保険
貯蓄型生命保険を解約して、新たに加入した生命保険は以下の通りです。
- ライフネット生命 定期保険(20年) 死亡保障 500万円
- 保険料 1,447円/月
掛捨てなので、非常に安いです。
その後の運用について
今まで貯蓄型生命保険に払っていた金額が11,530円
新たに加入した掛捨て生命保険が1,447円ですので、
残りの1万円で投資信託を購入してます。
また、解約返戻金で購入した株式の配当金でも投資信託を購入してます。
今年の1月から購入した投資信託の一覧は以下の通りです。
銘柄 | 評価額 | 評価損益 | 購入方法 |
eMAXIS Slim 全世界株式オールカントリー | 54,709円 | 3,207円 | 毎月積立 |
eMAXIS Neo 自動運転 | 13,633円 | 633円 | 毎月積立 |
eMAXIS Neo 宇宙開発 | 8,888円 | -112 円 | 毎月積立 |
eMAXIS Neo ナノテクノロジー | 8,274円 | −226円 | 毎月積立 |
eMAXIS Neo 遺伝子工学 | 7,994円 | −6円 | 毎月積立 |
楽天全米株式 インデックスファンド | 2,727円 | 157円 | 配当金投資 |
合計 | 96,225円 | 3,653円 |
思いのほかeMAXIS Neoの運用成績が悪いです。全世界株式のパフォーマンスを大きく下回ってます。
投資を開始した時期が悪かったかもしれないですが、全世界株式よりパフォーマンスが悪いのであれば、わざわざ高い信託報酬を払ってeMAXIS Neo に投資している意味がないので、今後どうするかは検討していく必要があります。
一般NISAが終了する2023年を目処に見直しをしていく予定です。しばらくはこのままで運用していきます。
皆様へのアドバイス
最後に皆様へのアドバイスです。「お前にアドバイスされたくないよ」と思うかも知れませんが(笑)
- やはり途中解約による損失額が大きい。覚悟すべし。
- 解約返戻金が入ったら、きちんと管理すべし。 → 私は使途不明金を12万1千円も出しました。
- 解約により浮いたお金の投資先には堅実なところを選ぶべし。 → 全世界株式やS&P500など。長期運用なので、手数料が安く、メンタルに悪影響がないところがいいです。
以上が貯蓄型保険の解約体験記になります。ご参考になれば幸いです。
追伸、実はまだ学資保険の解約ができてません。これも近いうちに解約したいと思います。
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